■Cannondale CAAD10 105

購入時期 2011年8月
購入店 サイクルファクトリー
ペダル シマノ PD-5610
サドル セライタリア SLR

 事故に遭った先代の通勤バイク、SCR1に代わる通勤バイク。
 ……普通に考えれば、通勤に使うようなバイクではないような気もしますが、通勤イコール練習の私にとっては、レースバイクと同じポジションが取れてコンポが105以上というのが必須なのです。
 本当はTCRかTCR SLが欲しかったのですが、既に2011モデルは品切れということで、まだ在庫があったCADD10に決定。
 通勤だけに使うのはもったいないので、ダモクレスの代わりに普段の練習にも使うとしましょう。

 定価でSCR1よりも7万円以上高いバイクですが、確かに価格差分の値はあります。
 SCRは重量はもちろん乗り味も重く、本格的にレースやヒルクライムに使うには少々苦しかったのですが、CAAD10は登りもスプリントもまったく問題なし。
 ノーマルのホイールもシマノのRS-10ですから、SCRの鉄ゲタよりはずいぶんマシ。
 納車翌日のニセコヒルクライムは、怪我でまともに順位を狙える体調ではなかったので、試しにホイールだけ7850-C24-TLに換えてCAAD10で走ってみましたが、多分ダモクレスでもほとんど変わらなかったんじゃないかというタイムでした。
 まあ、ジロで勝ったフレームの子孫なんですから、アマチュアのレースに問題ない性能を持っているのは当然ですね。

 加速感も剛性も問題なしのフレームですが、CAADシリーズの伝統で乗り心地も良好。
「ホントにこれアルミ?」という感覚です。
 TCRコンポジはともかく、ダモクレスより乗り心地はいいんじゃないでしょうか。

 この出来の良さで完成車価格189,000円、ロードレース入門には最適の一台ですね。
 カーボンフレームで完成車20万円台前半のバイクを買うくらいなら、これを買って差額でホイールを換えた方がいいと思います。

 ……と、非常に出来のいいCAAD10ですが、唯一にして致命的な欠点は、BBの規格がBB30であること。
 ええ、うわさ通りの代物でした。
 8月6日に納車で、8月末にはトルクをかけた時のパキパキという音鳴りが我慢の限界を超える状態。
 これはショップでベアリングをしっかり押し込み直してもらったらとりあえずは治まりましたが、もともと音鳴りしやすい規格なんですから、出荷時にもっとしっかり組んでも欲しいものです。
 シマノBBなら、自分でバラしてグリスアップして締め直せば済む話で、工具も千数百円で買えますが、BB30の圧入工具となると万単位ですからね。
 次に音鳴りが出はじめたら、アダプター入れてシマノクランクに交換することも検討しましょう。

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